インド首相、「国連は現実に沿った改革必要」
9月 04, 2023 20:57 Asia/Tokyo
インドのモディ首相が同国のPTI通信のインタビューで、世界の声を確実に反映するため21世紀の現実に沿った改革の実施するよう国連に呼び掛けました。
ロイター通信によりますと、PTIは3日、モディ氏がインタビューにおいて、「国際機関は現実の変化を認識し、優先順位を見直す必要がある」と指摘し、さまざまな声を受け止めることが重要だと述べました。
インドは国連安保理の常任理事国入りに強い意欲を示しています。
モディ氏は、インドが9日からニューデリーで開催される20カ国・地域首脳会議(G20サミット)のホスト国を務めることについて、「いわゆる第三世界の国々に信頼の種をまくものだ」と意義を強調し、AUアフリカ連合のG20メンバー入りへの支持を改めて表明しました。
国連安保理常任理事国は、アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランスの5カ国のみです。
安保理の主な責務は国際平和・安全の維持ですが、一部理事国の一極主義により実際はそこから遠ざかっており、多くの事例においてその責務を果たせていません。
インド、日本、ドイツ、ブラジル、南アフリカは現在、新たな安保理常任理事国となるべく申請を出しています。