イラン大統領、「パレスチナ人虐殺が続けば、その結果が世界に波及」
ライースィー・イラン大統領が「我が国はパレスチナ・ガザ被抑圧民への救援や封鎖解除、即時停戦に向けた世界の共同での努力を支持する」とし、「パレスチナ人虐殺により世界のすべての自由国家の熱血がたぎっており、この虐殺が続けば地域を超えて影響が及ぶだろう」と語りました。
ライースィー大統領は6日月曜午後、インドのモディ首相の電話連絡に答え、「女性や子供の虐殺、病院、学校、モスク、教会、住宅地への攻撃は全人類から見て非難の対象であり、容認できない」とし、「パレスチナ抵抗勢力は、シオニストが牛耳る強奪政権イスラエルの占領に立ち向かう正当な権利を有している。また、すべての国は抑圧からの解放や自由を求めるパレスチナ国民の闘いを支援すべきだ」と述べています。
また、「最近のパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの自発的な活動は、パレスチナ人の土地の強奪・占領、子供や女性の虐殺、パレスチナ国民にとっての聖なる対象への冒涜というイスラエルの政策と犯罪行為に対する当然の反応である」とし、「ナチス・ドイツに対するヨーロッパ諸国の闘いは称賛に値する英雄的な行為とされているにもかかわらず、子供を殺す犯罪的なイスラエルに対するパレスチナ人民の抵抗は非難され、嫌悪されるのは何故か?」として疑問を提起しました。
さらに、「アメリカが資金、武器、情報面で包括的にイスラエルを支援し、また国連安保理のガザ爆撃中止決議案に拒否権を行使していることから、これらの犯罪におけるシオニストの主要な共犯者に他ならない」とし、「ガザ住民の大量殺害は21世紀で最も人道に反する犯罪であり、直ちに停止されるべきだ」と語っています。
一方、モディ首相も、イスラエルの攻撃によるガザ住民の惨状に懸念を表明し、パレスチナの情勢を真に説明するイラン大統領の啓発・支持的な立場に謝意を示しました。.
また、ガザでの爆撃の停止や他地域への危機拡大を防ぐための外交努力に言及し、「今日、ガザでの女性と子供の殺害の終結と彼らへの支援に全力を尽くすことは、万人の義務である」としています。