12月 28, 2023 19:35 Asia/Tokyo

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が、2024年に向けての「戦争準備の完成に拍車をかける」戦闘的課題を提示しました。

韓国ヨンハプ通信が、北朝鮮の労働新聞の発表として報じたところによりますと、キム総書記は党中央委員会総会2日目の27日水曜、このことを提起するとともに、米国に対抗しロシアとの協力を強化する方針も示しました。

キム総書記のこの表明の一方で、地域に軍事駐留している米国は常に、軍事攻撃を示唆して北朝鮮を脅迫し同国に制裁を課しています。

一方の北朝鮮も、米国が北朝鮮政府の打倒を目論んでいる限り、自らの軍事・防衛力の強化を続行すると繰り返し表明しています。

北朝鮮は、朝鮮半島における米軍の駐留および、韓国や日本との合同軍事演習の開催が地域情勢の緊迫化の原因であると考えています。

イルナー通信によりますと、キム総書記はこの会合において、米国側が北朝鮮との対決を企てていることで政治軍事的に厳しさを増す朝鮮半島情勢を分析した上で、「人民軍隊と軍需工業部門、核武器部門、民防衛部門が戦争準備の完成に一層拍車をかけることに対する戦闘的な課業(課題)」を提示したということです。

また、「反帝自主的な国々との戦略的協調関係を拡大発展させ、国際的規模で反帝共同行動、共同闘争を果敢に展開しようとするわが党の自主的な原則」を明らかにしました。

今月初めには、アメリカの原子力潜水艦が韓国の港湾都市釜山に入港しており、アメリカは韓国軍や日本の自衛隊との共同演習で長距離戦略爆撃機を使用しました。

 


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