中国南部で70年ぶりの規模の洪水 楽山大仏の足元に到達
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中国南部で発生した洪水の影響で、長江の水が四川省にある楽山大仏の足元まで到達したことが分かりました。
(last modified 2025-08-02T03:38:33+00:00 )
8月 20, 2020 17:38 Asia/Tokyo
  • 中国南部で70年ぶりの規模の洪水 
    中国南部で70年ぶりの規模の洪水 

中国南部で発生した洪水の影響で、長江の水が四川省にある楽山大仏の足元まで到達したことが分かりました。

米CNNの報道によりますと、水位が大仏の足に達するのは数十年ぶりとなります。

この地域の大部分は今年、相次ぐ洪水に見舞われています。今回の洪水では、地元当局が警戒レベルを引き上げ、上流の住民は避難を強いられる事態となりました。

国営新華社通信によると、楽山大仏の足の指が水につかるのは少なくとも70年ぶりだということです。

高さ約71メートルの楽山大仏は、1200年ほど前に峨眉山に連なる斜面に彫られたもので、現在は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定されています。

通常は長江の水が迫ることはなく、台座に観光客が集まっています。しかし今月17日、水位の上昇を受け、当局は一帯の立ち入りを禁止しました。複数の当局者は中国SNS大手「新浪微博(ウェイボー)」で、安全対策を施したうえで今週中に観光客の受け入れを再開したい考えを表明しました。

この地域で夏に洪水が発生するのは珍しくありませんが、ここ数カ月は例年にない水害に見舞われてきました。

鄱陽湖を含む長江流域圏は、東の上海から西のチベット境界まで約6300キロにわたって伸び、中国の米生産の7割を担っています。

 

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