アゼルバイジャン、「イランは地域の平和に惜しみない役割を果たしている」
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アゼルバイジャン国旗
アゼルバイジャン外務省が、「イラン政府は、地域の平和確立に自らの役割を惜しむことなく、また地域での平和と安定の確立を支持している」と表明しました。
イルナー通信によりますと、アゼルバイジャン外務省は16日金曜、「イランは常に、アゼルバイジャンの領土保全と国連安保理決議の履行を支持してきた」とし、イラン政府が発表している正式な政策は評価に値するとしました。
アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領も同日、「イランは、アルメニアへの武器移送を防ぐべく、陸と空の国境を閉鎖した」とし、イランへの謝意を表明しました。
アリエフ大統領はこれ以前にも、アゼルバイジャン領内にあるアルメニアの実効支配地ナゴルノ・カラバフをめぐる紛争に対するイランの立場について、公正だとしています。
ナゴルノ・カラバフをめぐる両国の対立は、1988年に始まり、1992年には軍事衝突に発展しました。
その結果、この地域および隣接する7郡はアルメニア軍の管理下に置かれした。
先月27日、係争地ナゴルノ・カラバフで、両軍による軍事衝突の新ラウンドが始まりました。
その後、ロシアの仲介により、アルメニアとアゼルバイジャン外相が、ロシア・モスクワで停戦合意に署名し、今月10日正午に停戦が発効したものの、両国の停戦違反が度々伝えられています。
イランはこれまで数回にわたり、アルメニアとアゼルバイジャンの双方に衝突の即時停止と自制、対話を呼びかけており、ザリーフ外相がアルメニアおよびアゼルバイジャンの外相と個別に電話会談する中で、「イランとして、停戦成立や対話の開始、平和と平穏確立に向けたあらゆる可能性を駆使する用意がある」と表明していました。
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