韓国当局、予防接種後の死者数が72人に増加も、「ワクチンとの関連性は低い」と主張
(last modified Thu, 29 Oct 2020 11:43:37 GMT )
10月 29, 2020 20:43 Asia/Tokyo
  • 韓国当局、予防接種後の死者数が72人に増加
    韓国当局、予防接種後の死者数が72人に増加

韓国疾病管理庁が、「インフルエンザ予防用ワクチンの接種と死因との関連性は低い」と主張しました。

韓国・ヨンハプ通信が、ソウルから報じたところによりますと、同国疾病管理庁は「国内でのインフルエンザ予防接種後の死亡者数は、今月26日午前0時の時点から13人増え、27日午前0時までに全国で計72人確認された。死者の年齢は70代以上が86.1%に上る。地域別ではソウル市が12人、慶尚南道が10人、京畿道と全羅南道がそれぞれ8人ずつの計38人で全体の半数以上を占めている」と発表していました。

しかし、その一方で、「この日開かれた会議で新たな死亡例25件を分析した結果、全て死亡と予防接種との関連性は極めて低いと判断した。また、25件のうち、急性アレルギー反応の『アナフィラキシーショック』が起きたケースはなく、同じ製造番号のワクチンを同じ日に接種された人の中に異常反応が表れた事例もなかったと確認された」と主張しています。

このことを踏まえ、疾病管理庁は「これまで検討した71件の事例は全て死亡と予防接種との関連性は非常に低く、ワクチンの再点検や予防接種事業の中止を考慮する状況ではないと判断した」との見解を示しました。

 

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