韓国外相、タンカー拿捕問題について「早期解放へ外交努力」
-
韓国のカン・ギョンファ外相
韓国船籍のタンカー拿捕事件について、韓国のカン・ギョンファ外相が「早期に解放されるよう外交的に努力している」とし、現在イラン側と交渉中であることを明らかにしました。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、韓国船籍のタンカーが4日月曜、ペルシャ湾の湾口にあたるホルモズ海峡付近でイランイスラム革命防衛隊海軍に拿捕(だほ)されたことについて、カン・ギョンファ外相は5日火曜、記者団に対し「早期に解放されるよう外交的に努力している」と述べています。
また、「拿捕の背景に韓国内の銀行にあるイラン中央銀行名義の口座のウォン建て資金が凍結されていることへの不満があるのでは」という質疑に対しては、「今、そのようなことを下手に話す状況ではない」として、「まず事実関係を把握し、船員の安全を確認することが急務」とコメントしました。
問題のタンカーには、船長を含む韓国人5人のほかミャンマー人11人、インドネシア人2人、ベトナム人2人の計20人の乗組員が乗船していました。
4日月曜、ペルシャ湾にて韓国船籍のタンカー1隻が、イランイスラム革命防衛隊海軍により拿捕されました。
イラン外務省のハティーブザーデ報道官は、「最近ペルシャ湾で発生し韓国船籍タンカーの拿捕の理由は、技術的なものだ」と語りました。
また、今回の事件に関する記者団の質疑に答え、「地元当局から入手した速報によれば、問題は完全に技術的なものである」と述べています。
そして、「問題の船舶は海洋汚染を理由に、また裁判所の命令で沿岸に誘導された」とし、「イランは他の国と同様、この種の違反、特に海洋環境の汚染を非常に厳しくとることから、それに対し法律の範囲内で対処する」としました。
さらに、「件の船舶に関する追加情報は、追ってまた発表される」とした上で、「これは例外的なケースではなく、イランや他の国でも同様の事例が発生しており、ごく通常の出来事である」と語っています。
こうした中、イラン南部ホルモズガーン州海運港湾総局のマッキーザーデ副局長は、ペルシャ湾で韓国船籍タンカーを拿捕した理由として、海洋汚染および、再三にわたる警告無視を挙げました。
マッキーザーデ副局長は、今回の事件の詳細を説明する中で、「4日朝、韓国船籍の石油化学物質運搬専用特殊タンカー・HANKUK CHEMIが、サウジアラビアのジュバイル港を出発し、UAEアラブ首長国連邦のフジャイラ港湾に向けて航行していた」と語っています。
また、「わが国のIRGC・イスラム革命防衛隊海軍の巡視隊は、わが国の大トンブ島から11マイル沖で海洋法違反に気づき、この船舶に警告したが、同船舶は複数回の警告を無視して航行を続けていた」と述べました。
そして、「問題の韓国船は司法当局の命令とIRGC海軍によって拘留され、法的手続きと必要な調査のためにバンダルアッバース港に向かうよう促された。今回の事件の調査の結果は、海事および司法の規則と規範に則って発表される」と結んでいます。
ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj