中国軍司令官が、米の開戦脅迫への対抗を強調
3月 09, 2021 18:32 Asia/Tokyo
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中国人民解放軍のシュ・キーリャン司令官
中国人民解放軍のシュ・キーリャン司令官が、アメリカからの開戦脅迫に対抗するため、軍事費を増額すると強調しました。
香港発行の新聞サウスチャイナ・モーニングポストが8日月曜夜、報じたところによりますと、シュ・キ-リャン司令官は「中国軍は、トゥキディデスの罠に向けた用意を整えるべきだ」と述べています。
トゥキディデスの罠」とは古代ギリシャの歴史家、トゥキディデスにちなむ言葉で、従来の覇権国家と、台頭する新興国家が、戦争が不可避な状態にまで衝突する現象を指しています。
中央委員会と中国共産党の間の政界および行政機関の25人のメンバーの1人であるシュ司令官は、「軍は罠や国境問題に対処する能力を高めなければならない」と語りました。
また、「中国は今や経済大国にのし上がっており、そのGDPは米国経済の70%に相当する」と強調しています。
サウスチャイナモーニングポストによりますと、同司令官のこの表明は今月5日の全人代で行われたということです。
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