在アフガン最大外国軍基地のアフガン政府への明け渡しが完了へ
6月 02, 2021 19:02 Asia/Tokyo
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アフガニスタン最大の外国軍基地・バグラム空軍基地
アフガニスタン最大の外国軍基地・バグラム空軍基地のアフガン政府への明け渡しプロセスが今後数日以内に終了します。
アフガニスタンの通信社アフガン・ボイス・エージェンシー(AVA)によりますと、同国の国防省も、バグラム基地の明け渡しに関する報道を確認し、「この基地の管理責任は近い将来、アフガン軍に委譲されるだろう」としています。
バイデン米大統領が発表したスケジュールに従い、アフガンに駐留中のアメリカの軍人、訓練生などは今年9月11日までにアフガンから撤退することになっています。
アメリカ・ホワイトハウスは過去20年間のアフガン占領において、失敗という成績を残したことになります。
アメリカはテロとの戦いを口実に2001年、アフガニスタンを占領し、15万人以上の多国籍軍も加わっての、NATO北大西洋条約機構の加盟国のアフガン戦争の参戦にもかかわらず、アフガンで治安を維持できず過激派を制御しきれないままに終わりました。
アフガニスタンでは米軍が駐留していた期間中も、暴力とテロが減少しなかったばかりか、過激派の活動の範囲がさらに拡大しました。そして同国の反体制組織タリバンに加えて、イスラム国を自称するテロ組織ISISが、アフガニスタンの安全と安定に対する新たな脅威と化しています。
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