韓国で解体中のビル倒壊により34人が死傷、バスが下敷きに
6月 10, 2021 16:45 Asia/Tokyo
韓国で、解体作業中のビルが倒壊してバス1台が下敷きになり、少なくとも9人が死亡しました。
ロイター通信によりますと、首都ソウルから約270キロ南西の光州市で9日水曜、解体作業中だった5階建てのビルが倒壊し、交通量の多い道路上で停車していたバスが、がれきの下敷きとなりました。
この事故で9人が死亡し、負傷者25人のうち8人は重傷とされています。
また、ビルが倒壊した原因は分かって折らず、これについては今後国土交通省が調査する予定です。
一方、米CNNがソウルから報じたところによりますと、現場で解体作業をしていた作業員16人は無事で、ビル倒壊によるけがはなかったということです。
現在、現場には消防士約190人が出動し、警察も加わって捜索救助活動を続けています。
韓国では、1995年に百貨店の建物が倒壊して500人以上が死亡する事故が発生したほか、1994年に起きた橋の崩落では49人が死亡しており、近年では安全対策の強化に力を入れています。
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