北朝鮮の金与正氏が、米国をけん制
(last modified Tue, 22 Jun 2021 10:28:09 GMT )
6月 22, 2021 19:28 Asia/Tokyo
  • 北朝鮮の金与正氏
    北朝鮮の金与正氏

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が22日、北朝鮮が先の党中央委員会総会で出した対米メッセージを米国が「興味深いシグナル」と前向きに受け止めたことについて「間違った期待(を抱いている)」とけん制しました。

韓国のヨンハプ通信によりますと、金与正氏は朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、米国は自らの都合のいいように党中央委員会総会で出したメッセージを解釈していると非難した上で、「誤った期待は自らを失望に陥れる」と述べました。

金正恩氏は党中央委員会総会3日目の17日に出したバイデン米政権発足後初めてとなるメッセージで、「朝鮮半島情勢を安定的に管理することに注力しなければならない」とした上で「対話と対決のいずれの準備もしなければならない」と語りました。

これについてサリバン米国家安全保障担当大統領補佐官は20日に「興味深いシグナル」だと指摘しながら、北朝鮮から非核化交渉の開始を求める「明確なシグナル」を待っていると述べました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio