「佐渡の金山」世界遺産推薦に韓国市民団体が抗議
(last modified Mon, 03 Jan 2022 11:37:27 GMT )
1月 03, 2022 20:37 Asia/Tokyo
  • 佐渡の金山
    佐渡の金山

韓国の市民団体VANKは3日月曜、日本の文化審議会が新潟県の「佐渡島の金山」をユネスコ・世界文化遺産の登録候補に選んだことについて、同島で朝鮮半島出身者が強制労働に従事していた史実を無視しているとして抗議しました。

韓国・聯合ニュースによりますと、VANKはこの問題に関するポスターを作製し、そこには佐渡島の金山の出口が崩壊し、人が押しつぶされているイラストが掲載されています。その傍らには「端島(日本名・軍艦島)」「朝鮮半島出身者の強制徴用」「帝国主義」「侵略戦争」「歴史歪曲(わいきょく)」「ユネスコとの約束不履行」といった批判的な文言が書かれています。

VANKのパク・ギテ団長はポスターについて、「うそが繰り返されれば国際社会の信頼も崩れるということを警告するものだ」とし、「日本がユネスコの世界遺産制度を利用して強制労働の過去を洗浄(ロンダリング)することを防ぐべきだ」と訴えました。

この問題をめぐっては、韓国外務省も先月28日、「直ちに撤回を促す」との談話を発表しています。

また北朝鮮メディアの「わが民族同士」も3日月曜付で、「軍艦島の歴史歪曲を是正しないでいる日本が再び佐渡金山の世界文化遺産登録に出たことは、国際社会に対する明白な主張」と記しています。

 


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