カザフ大統領が、内閣総辞職に同意　(動画）

カザフスタンで国民の大規模な抗議行動が起きる中、同国のトカエフ大統領が内閣総辞職に同意しました。

イスナー通信によりますと、トカエフ大統領は内閣総辞職に同意した後、マミン首相に代わってイスマイロフ第1副首相を代行として任命しました。

カザフスタンでは、LPG液化石油ガス価格が引き上げられたことから、国民による大規模な抗議デモが発生し、最大都市アルマトイと西部マンギスタウ州内の一部都市に非常事態宣言を出しました。

これにより、同国では午後11時から午前7時まで夜間外出禁止令が施行され、大規模な集会が禁止されます。

トカエフ大統領の演説と同時に、アルマトイ市の警察は催涙ガスと音響手榴弾を使用して、市庁舎を攻撃した抗議者に対処しました。

抗議者らは政府に対し、自動車用ガソリンの価格の1リットルあたり60テンゲから120テンゲへの値上げを断念するよう求めています。

カザフスタンのエネルギー省は、液化石油ガスの価格上昇は需給を調整するための適切な手段であると説明し、消費量の増加にもかかわらず年間のガス生産量は安定していると表明しました。

なお、現時点では1ドルは435.44カザフスタン・テンゲとなっています。

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