中国が、ウクライナ情勢に関して米に警告
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ウクライナ情勢
中国人の評論家が、ウクライナ情勢をめぐりアメリカに警告しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、中国の評論家のピン・ヒン氏が中国共産党系メディア「環球時報」で、米国の対ウクライナ政策は、「利己的な地政学的目標」を反映したものであり、米政権は「火遊びをする者は必ず火傷する」ことを忘れてはならない」と述べています。
ピン氏によりますと、米国のヘンリー・キッシンジャー元国務長官は2014年、ウクライナは「どちらかが他方に対する前哨基地」ではなく、東と西の架け橋になるべきであると米紙で執筆していた、ということです。
ピン氏はまた、「米国主導のNATO北大西洋条約機構はキッシンジャー氏の助言を無視し、ロシアに向けて東方拡大を続けた。このようにして、いつ爆発してもおかしくないウクライナの危機が準備されたのだ」と指摘しています。
ロシア政府は米国とNATOに対し、近隣諸国へのさらなる拡大と攻撃的兵器の配備を止めるように明確に求めていますが、ピン氏は米政権がこうした深刻な懸念を無視したとの見方を示しています。
ロシアは先月24日より、ウクライナ東部から独立を宣言したドネツク共和国およびルガンスク共和国を支援するため、ウクライナでの特殊軍事作戦を開始しました。
ロシア政府は、「ウクライナでの自国の作戦」は開戦目的ではなく、あくまでも世界レベルでの戦争の阻止が目的であるとしています。
しかし、日本やヨーロッパ諸国、アメリカを初めとする世界の多くの国は、直ちにロシアのこの行動を対ウクライナ戦争だとして非難し、ロシアに対する経済制裁・外交的圧力の強化を開始しました。
ロシアはこれに先立ち、何度も西側諸国に対し、ウクライナ東部のロシア系住民に対するウクライナ軍の攻撃や人権侵害が配慮されていないことに関して警告しています。

