インドネシア・マレーシアのラマザーン月を迎える儀式
4月 03, 2022 17:02 Asia/Tokyo
-
インドネシア・マレーシアのラマザーン月を迎える儀式
インドネシアやマレーシアのイスラム教徒は、ラマザーン月が始まる前に、独特の儀式でこの月を迎えます。
2億7000万人以上の人口を抱えるインドネシアは、イスラム圏で最も人口が多い国です。
インドネシアのイスラム教徒は、川や泉で沐浴をするパドサーンという儀式を行うことで、心身を清め、ラマザーン月に備えます。
IRIB通信がマレーシア・クアラルンプールから伝えたところによりますと、インドネシアのイスラム教徒は、パドサーンを行った後、竹の筒で炊いた米を両親に贈るマーラーマールという儀式を行い、年長者から日頃の行いの赦しを乞います。
また、ペルラーンという儀式では、12人の男性が屠った肉と野菜を煮込んだ伝統料理を作り、見せびらかしのない純粋な気持ちで貧しい人たちに振る舞います。
さらに、ニードラーンという儀式は、先祖の墓参りに行って礼拝や祈りを捧げるもので、すでにこの世にいない人たちのために神の赦しを乞います。
インドネシアの人々は、ラマザーン月の始まりを告げる新月が見えると、たいまつを手に揃って大々的にラマザーン月の到来を祝います。
一方マレーシアの人々も、ラマザーン月の到来前には、信仰行事のためモスク(での準備)を整えたりします。
その他にも、ラマザーン月限定の市場の設営や、貧しい人たちのための支援集め、コーランの朗唱などを行います。
タグ