中国、「米はわが国を非難する代わりに自国のウクライナ対応を考えるべき」
アメリカ関係者が中国を対ロシア制裁の迂回路になると非難したことを受け、中国外務省はアメリカに、自身のウクライナに対する行いを思い返すよう求めました。
アメリカ国務省のウェンディ・シャーマン副長官は、「米政府とEUは、対ロシア制裁の迂回路になろうとしないよう、中国に要請することで合意した」と述べました。
ブルームバーグによれば、アメリカとその同盟国により約3000件の新たな対ロシア制裁が実施されたことで、ロシアは現在、世界で最も制裁を受けている国となっています。
ロシアのRIAノーボスチによりますと、中国外務省の趙立堅報道官は、22日金曜の記者会見において、「特に中国に疑惑を向けたこれらの声明が、完全にステレオタイプ的で、中国国民を侮辱しその面目を失わせるための使い古しの手段だと、わが国は考えている」と述べました。
続けて、アメリカに対して、同国政府が新たな冷戦を求めておらず、中国を体制変換させたり、同盟国と関係強化を行うことで中国に反対するような考えを抱いていないとした、バイデン米大統領の声明を実践するため、中立的かつ誠実に行動するよう求めました。
そして、平和的に共存し有益な相互協力が行える新しい状況を作り出すため、中国政府と協力していくようアメリカに求めました。
また、「ウクライナ問題に対して中国が取る立場は、誠実かつ公正、客観的であり、いかなる非難を受ける余地もない。逆に米国は、この問題においては悪い手を打ってきたことが皆に知られている」と指摘しました。
ロシア・ウクライナ間の戦争を受け、西側諸国が厳しい対ロシア制裁を実施したことで、ロシアはイランと北朝鮮を抜き、世界最大の被制裁国となりました。 中国は、今年2月24日にこの戦争が始まった当初から、アメリカと西側諸国全体を戦争勃発の責任者だとしています。

