中国・長沙でビル崩壊、習国家主席が早急の救出を命じる

中国・長沙市で発生したビル崩壊事故を受け、同国の習近平国家主席が、中に閉じ込められていると見られる人々の救出作戦のピッチを上げるよう命じました。

中国南部の湖南省長沙市で、現地時間の先月29日午後0時20分ごろ、繁華街にあるレンガ造りの8階建てのビルが突然崩壊しました。

地元当局は30日土曜、5人が救出された一方で、少なくとも18人ががれきの下敷きになっていると発表しています。

この事故を受け、習近平国家主席は30日土曜、捜索・救出や事故原因の究明などに全力を挙げるよう指示を出し、「代償を惜しまず閉じ込められた人を救い出し、負傷者を手当てする必要がある」としました。

また、共産党指導部の汪洋政治局常務委員が現地入りし、現場で対応に当たっています。

中国のメディアによりますと、崩壊したビル内には飲食店や個室ビデオ店、旅館、住居が入っており、2012年に建設された後は屋上に2階建ての住居部分が増設されたということです。

なお、現時点では崩壊の原因は明らかになっていませんが、一部では違法建築を疑う声が相次いでいます。

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