パキスタン前首相が、自身への米国の敵対姿勢について語る
May 28, 2022 15:16 Asia/Tokyo
4月に内閣不信任決議が可決されて失職したパキスタンのイムラン・カーン前首相が、アメリカが自身の首相在任に反対し敵対した理由について語りました。
IRIB通信によりますと、カーン氏はツイッターで、「アメリカやその手下が私に敵対している。なぜなら、私はアメリカによるイラク・アフガニスタン侵攻に反対だからだ」と投稿しました。
その上で、シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ占領および聖地ベイトルモガッダス・エルサレムのイスラエルへの譲渡に反対しており、シオニスト側には服従しないと記しました。
カーン前首相は4月10日、議会で不信任決議案が342票中174票の賛成で可決され失職し、後任にシャフバーズ・シャリーフ氏が就任しました。
カーン氏のロシアやウクライナに対する姿勢は、アメリカの望むものとは対極にありました。また、米国務省のある高官がカーン氏に対して首相職を辞任するよう脅していたことがわかっており、カーン氏は自身の失職を、パキスタン国内の自らへの反対派と米国政府が結託してこの脅迫を実行したことによるものとみています。