韓国初の国産ロケット打ち上げ成功、衛星の軌道投入目指す
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韓国が独自開発した初の国産ロケット「ヌリ」が21日火曜、2回目の打ち上げに成功したことで、韓国型ロケット高度化事業や次世代ロケット開発など、今後の宇宙事業に弾みがつく見通しです。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
6月 21, 2022 18:06 Asia/Tokyo
  • 韓国初の国産ロケット打ち上げ成功
    韓国初の国産ロケット打ち上げ成功

韓国が独自開発した初の国産ロケット「ヌリ」が21日火曜、2回目の打ち上げに成功したことで、韓国型ロケット高度化事業や次世代ロケット開発など、今後の宇宙事業に弾みがつく見通しです。

韓国ヨンハプ通信が高興(コフン)から、同国科学技術情報通信省と韓国航空宇宙研究院の発表として報じたところによりますと、高度化事業の主な内容は2027年までにヌリをさらに4回打ち上げ、発射の信頼性を確保することとされています。

また、投入される事業費は約6873億ウォン(約720億円)と見積もられています。

現在、韓国航空宇宙研究院は、来年上半期に打ち上げ予定のヌリの3号機を製作中です。

高度化事業により、ヌリは来年上半期に次世代小型衛星2号、24年に超小型衛星1号、26年に超小型衛星2~6号、27年に超小型衛星7~11号の実用衛星を搭載して順次打ち上げられる見通しです。

ヌリ号は当初、今月16日に発射予定でしたが、センサーに異常が見つかったため発射が延期されていました。

ヌリ号の発射は2回目で、昨年10月に初めて発射された際には1.5トンの衛星を高度700キロまで運んだものの、軌道投入には失敗していた経歴があります。

また、30年に次世代ロケットを活用した月着陸検証船を打ち上げて性能を確認した後、31年に月着陸船を打ち上げることを目標としています。

韓国政府は、1トン以上の実用衛星の打ち上げが可能になれば、米露や中国、欧州連合(EU)、日本、インドに続いて世界で7番目だとしています。

 


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