IAEA事務局長「イランとの協力を完全なものに」
11月 25, 2025 21:02 Asia/Tokyo
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国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は25日、イランとの協力を再び完全なものにしたいと述べました。
【ParsToday国際】イランは今年6月にイスラエル・米国から国内核施設への攻撃を受けたことから、IAEAとの協力を一時停止していました。その後、9月にエジプトの仲介により協力再開で合意しましたが、直後に英仏独がイランへの国連制裁の復活を行ったため、先週再びIAEAとの協力停止を発表しました。
IAEAのグロッシ事務局長は25日、「イラン核施設への査察が再開できるよう、再びイランとの協力を完全なものにしたい」と語りました。
IAEAでは20日、米英仏独が提出したイラン非難の決議が採択されました。この決議はイランに対し、米・イスラエルによる攻撃を受けた核施設の状況や濃縮ウランの所在について速やかに報告するよう求めています。その一方で、攻撃を行った米・イスラエルへの非難は一言もありませんでした。
イランのアラーグチー外相はこの決議採択を受けて、9月にエジプトで結んだIAEAとの合意の終了を宣言しました。
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