鳥島近海でM6.6の強い地震、昨日からM5級の地震が頻発
10月 05, 2023 15:37 Asia/Tokyo
日本時間の5日木曜正午前、鳥島近海を震源とするM6.6の地震が発生しました。
日本の報道各社によりますと、現地時間の5日11時00分頃、伊豆諸島・八丈島の南約370kmほどの鳥島近海で強い地震が発生しました。
速報値では地震の規模を示すマグニチュードが6.6、震源の深さが約10kmと推定されています。
気象庁の発表では、地震のメカニズムは東北東ー西南西方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。
この地震で震度1以上の揺れを観測した地点はなかったものの、地震の規模が大きく、震源が浅いことから11時06分、伊豆諸島を対象に津波注意報が発表されていました。
なお、気象庁は、伊豆諸島に発表していた津波注意報を、日本時間の午後1時15分に解除しました。
これまでに、この地震により八丈島の八重根で30センチの津波を観測しています。
気象庁によりますと、伊豆諸島では、若干の海面変動が観測されていて、今後2~3時間程度は継続する可能性が高いため注意してほしいと呼びかけています。
また、鳥島近海では今月2日から地震活動が活発となっていて、この活動は当面続くと考えられるため、引き続き注意が必要だということです。
鳥島(とりしま)は伊豆諸島の島の1つで、全島が国の天然記念物(天然保護区域)に指定されており、特別天然記念物アホウドリの生息地としても知られています。
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