鈴木宗男氏「ロシアの友人で生きていく」
10月 11, 2023 17:23 Asia/Tokyo
日本維新の会の鈴木宗男参院議員が、「これからもロシアの友人で生きていく」と語りました。
日本の報道各社によりますと、鈴木議員はウクライナ戦争勃発後日本の国会議員として初めて今月1日からロシアへ渡航し、同国の政府高官らと会談して北方墓参や北方四島周辺水域での日本漁船の「安全操業」の枠組みの再開などを申し入れていました。
その際、ロシアメディアへ寄せたビデオメッセージで「ロシアの勝利を確信している」などと発言していたことが、党内でも問題視されていました。
また、「こんな時にこそ対話が必要だ。そういう思いでモスクワにやってきた。私自身、だれよりもロシアと向き合ってきた政治家だ」と記者団らにコメントしていました。
今回の訪ロを巡り一連の問題が生じていたことについて、鈴木氏は議員辞職は否定した上で、今後は無所属で活動するとし「これからもロシアの友人として活動を続ける」と語りました。
鈴木議員は今回、党に事前に届け出をせずロシアを訪問したとして問題提起されたことについて、「対露外交の価値観の違いが明らかになった」などとして10日火曜、離党しています。
鈴木氏が所属する「日本維新の党」は、党のルールに反したとして除名処分にする方針でしたが、鈴木氏から離党届が提出されたため受理し、処分は見送りました。
鈴木議員は、かねてからロシア通として知られ、これまで独自にロシアとの関係を深めてきました。