イラン外相、「外交の窓が開いているのはわが国の能動的なイニシアチブによるもの」
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アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「外交の窓が現在も開いているとすれば、それはわが国の能動的な外交のためである」とし、「バイデン米大統領は、疑惑提示や制裁により自国の一方的な見解を押し付けることはできない」と語りました。
(last modified 2025-08-02T03:38:33+00:00 )
7月 12, 2022 13:28 Asia/Tokyo
  • アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相
    アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「外交の窓が現在も開いているとすれば、それはわが国の能動的な外交のためである」とし、「バイデン米大統領は、疑惑提示や制裁により自国の一方的な見解を押し付けることはできない」と語りました。

対イラン制裁の解除を目指してのカタール・ドーハ協議は先月28日と29日、休止が3ヶ月半続いたオーストリア・ウィーン協議を引き継ぐ格好で、イランとアメリカの間の間接協議という形により、エンリケ・モラ欧州対外行動庁事務次長の仲介・調整により開催されました。

国際通信イランプレスによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は11日月曜、ツイッターで「外交とは、一方通行の道ではない」とし、「最終合意に至るには、アメリカ側による現実の受容、柔軟な姿勢や率先的行動が必要だ」と述べています。

イランは責任受容国としてこれまでに何度も、「核合意に違反したのはアメリカであることから、各種制裁を解除して核合意に復帰すべきはアメリカであり、しかもアメリカの責務実施状況は検証・確認される必要がある」と表明しています。

核合意復活を目指してのウィーン協議は、イラン代表団のイニシアチブにより一連の進展を見せましたが、特にバイデン米現政権をはじめとした西側諸国政府が、トランプ前政権による違法行為の補償を先延ばしにして、最大限の圧力政策を続けていることから、核合意復帰へのアメリカの真剣さに疑問符がつき、また一連の交渉プロセスも長期化しています。

ドーハ協議終了後、キャンアーニー・イラン外務省報道官は一連の表明において、「残っている問題に関するイランの実践的な提案や見解は提示されており、また相手側も自らの見解を示した」とし、「次回の交渉のプロセスや路線の継続に関して、わが国のバーゲリーキャニー外務次官とモラ事務次長が連絡を取り合っている」としました。

 


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