イラン大統領、「シリア軍による全国境の統治管轄は必須」
7月 21, 2022 18:25 Asia/Tokyo
ライースィー・イラン大統領が「シリア軍は、自国の全ての国境を統治管轄し、また同国の国家主権が尊重される必要がある」と語りました。
ライースィー大統領は20日水曜、テヘランでミグダード・シリア外相と会談し、「地域全体および、(シリア領内の)ユーフラテス川東部地帯からのアメリカの撤退こそが、西アジアの危機の根本的な解決策であり、わが国のイスラム革命最高指導者ハーメネイー師が述べているように、アメリカはシリアから撤退すべきだ」と述べています。
一方、ミグダード外相もこの会談で、イランにてシリア危機解決策を話し合うアスタナ(カザフスタン旧首都名、現ヌルスルタン)・プロセス保証国会合が開催されたことおよび、この会合の成果を喜ばしいものだとしました。
ハーメネイー師は19日火曜午後、ロシアのプーチン大統領およびその随行団と会談し、シリア問題を極めて重要なものだとし、「イランの立場は、シリアに対する軍事攻撃への反対、そしてその阻止である」と強調し、「シリア問題におけるもう1つの重要な課題は、アメリカ軍によるユーフラテス川以東の産油地帯や肥沃な地域の占領である。この問題は、アメリカ軍をこれらの地域から撤退させることにより解決される必要がある」と語っています。