イラン国家安全保障関係者とロシア国防相が会談
(last modified Fri, 10 Jun 2016 11:12:07 GMT )
6月 10, 2016 20:12 Asia/Tokyo
  • イラン国家安全保障関係者とロシア国防相が会談

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記とロシアのショイグ国防大臣が、「シリアの政体と指導者を決定できるのはこの国の人々だけだ」と強調しました。

ロシアのショイグ国防相は、9日木曜夕方、テヘランで、シャムハーニー書記と会談しました。

シャムハーニー書記は、イランとシリア・ロシアの政治、軍事、安全保障関係の行動を調整する最高責任者として、「シリア問題へのアメリカとその同盟国の対応方法や影響力の行使は、彼らの目的が単にシオニスト政権イスラエルの安全を確保し、選挙や政治的目的のために世論に影響を及ぼすために、メディアや外交の舞台で演出していることを示している」と語りました。

また、すべてが認める憲法に沿ったシリアの民族や宗派の権利の確保、シリアの主権と領土の保持を強調し、「テヘランでのイラン、ロシア、シリアの国防相会合の開催は、シリアに治安を確立するためのテロリストやその支持者に対する全面的な抵抗、合法政府や、シリアの抑圧された人々への支持継続に向けた3カ国の揺ぎ無い意志を示すものだ」としました。

さらに、「国際社会はシリアの現実を知ることで、イラン、シリア、ロシアが多額の費用をかけて行っている努力を支援すると共に、テロの拡大を促している国々への制限行使に向け、すべての可能性を集結させるべきだ」と語りました。

一方のショイグ国防相も、この会談で、「全面的なテロ対策は国際的な義務であり、すべての国が安全な世界を作るためにそれに参加すべきだ」と語りました。