イラン政府が、南部アーザーデガーン油田からの日量57万バレルの採掘を目標に設定

イランのオウジー石油大臣は、「政府の目標設定に基づき、今後数年間にわたり、南部アーザーデガーン油田から日量57万バレルの石油が採掘されることになっている」としました。

国際通信イランプレスによりますと、オウジー大臣は27日水曜、記者団に対し、「過去4ヶ月間、輸出したガス、コンデンセート、石油による収入獲得は昨年の同じ期間に比べて55%増加している」と語っています。

また、石油産業への投資誘致に関する閣僚の承認事項にふれ、「この承認により、石油・ガス関連プロジェクトをめぐり入札を行うことになっている」としました。

アーザーデガーン油田は、世界最大級の確認埋蔵量を誇る2国共有の油田であり、イラン南西部のイラク国境地帯に位置しており、現在イランがこの油田から採掘する石油は日量19万バレルに達しています。

この油田の石油総埋蔵量は340億バレル以上で、このうち採掘可能なのはおよそ20億バレルと推定されています。

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