7月 31, 2022 20:14 Asia/Tokyo
  • イランの外交政策はバランスの取れたもの
    イランの外交政策はバランスの取れたもの

イラン外務省のサファリー経済外交担当次官は、中国を初めとする外国との関係におけるイランの政策はバランスのとれたものだ、としました。

サファリー次官は、中国のフェニックステレビのインタビューに応じ、「核合意の成立が実現され、イランと西側との関係における障害が解消されたとしても、イランは中国、ロシア及び、インドを含む友好国を決して忘れないだろう」と語りました。

フェニックステレビの司会者は、一部の中国人が、もし核合意の枠内でイランと西側の関係が樹立すれば、中国とイランの関係はその影響を受けるのではないか、と懸念を抱いているが、これについてどう考えているか、という質疑に答え、「ライースィー・イラン大統領は、“外交政策におけるイラン政府の基本的アプローチは、バランスの取れたアプローチであり、仮に核合意が成立し、イランと西側の関係が正常化した場合でも、われわれは、中国を初めとする自らの友好国を決して忘れないだろう”と強調してきた」と述べました。

また、パートナー国との経済協力についても、「イランは、経済部門を含むあらゆる部門における各国との関係を拡大させる意向があり、互いの取引において一つの共通通貨を提案しており、中央アジア諸国や、ロシア、インド、パキスタン、中国など各国の参加による経済連盟の設立を目指している」としました。

なお、イランと中国による25ヵ年協力計画文書についても、「この協力文書により、両国の関係を発展させられる多くの機会が生じている」と語りました。

サファリー次官はまた、最近行われたロシアのプーチン大統領のイラン訪問の成果について説明し、「この訪問は、物資のトランジット輸送、エネルギー部門への投資といった分野で、非常に好ましい成果をあげている」と述べました。

 

 


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