IAEA、「イランがナタンズでウラン濃縮を開始」
8月 30, 2022 16:55 Asia/Tokyo
IAEA国際原子力機関が最新報告において、イランが国内のナタンズ核施設に最近設置された最先端遠心分離機・IR-6の3つのカスケードのうち1つを使い、ウラン濃縮作業を開始したとしました。
ロイター通信はこの件をめぐり、「IAEAによる加盟国向けの機密報告によれば、イランは濃度5%のウラン製造作業のために174台の遠心分離機を動かしている」と報じています。
この報道は、イラン核問題について同国と西側諸国の間で協議が進められる中で行われました。
ウィーン協議の最新ラウンドは今年8月4日から8日まで開催され、調整役のモラEU欧州対外行動庁事務次長から、複数の提案が提示されました。
この協議の当事国の大半は、合意が早急にまとまることを求めているものの、最終合意の成立は、残された複数の重要な問題に関するアメリカの政治的決断を待っている状態にあります。
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