8月 31, 2022 21:12 Asia/Tokyo

先月に亡くなったイラン在住の日本人女性・山村邦子さんの回想録『日出づる国からの移住者』にイラン最高指導者のハーメネイー師が寄せた推薦文が披露されました。

『日出づる国からの移住者』は、山村邦子さん(イラン名:サバー・バーバーイー)さんの半生をまとめた本で、イラン最高指導者のハーメネイー師が寄せた推薦文が31日水曜公開されました。

山村さんは、次男のモハンマドさんをイラン・イラク戦争で亡くしており、イランで唯一の日本人殉教者の母として知られます。モハンマドさんは1979年のイスラム革命前から多くの活動に従事し、イラン・イラク戦争にも若くして志願して戦線へ向かい、19歳で殉教しました。

国際通信イランプレスによりますと、この本にイラン最高指導者のハーメネイー師が寄せた推薦文は以下の通りです。

この勇敢な女性の波乱万丈の人生は、実に読み応えがあり、学ぶべきところが大きい。

私は昔、この親愛なる女性とそのご主人にご自宅でお目にかかった。その時のことはいまだに私の脳裏に残っている。

当時は敬虔な彼女とそのご主人の力強さを、本を読んだ今のようには知らなかった。お二人の殉教した息子という輝く宝石だけが、私を惹き付けた。

バーバーイーさんの人生を映画化することは、イスラム的家族とムスリムを紹介し、彼らの名誉を守る上で極めて重要かつ効果的なことであり、忘れられるべきではない。

 


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