G77プラス中国が、対イラン制裁解除を要請
9月 24, 2022 19:33 Asia/Tokyo
G77プラス中国が、声明の中で、イランに対する通商・経済面での一方的な措置の早急撤廃を求めました。
G77(77カ国グループ)は、1964年のUNCTAD国連貿易開発会議 の第1回総会後に,正式に結成された発展途上国のグループで、前年,同会議の準備のためにアルジェに集った発展途上国が 77ヵ国のあったことから,この名で呼ばれています。
アメリカは世界で、自らの利益や目的の達成のため、イランを含む他国に対して最も多くの制裁を行使している国です。
これらの制裁は、様々な口実をもとに行使されており、これらの国の医療機器、医薬品などの世界市場へのアクセスを妨害しています。
イルナー通信によりますと、G77プラス中国は23日金曜、声明を出し、経済面での一方的な対イラン措置にはっきりと反対し、核合意でのイランへの支持を表明しました。
G77プラス中国の第46回外相会合に参加したイランのアーレハビーブ外相補佐官は、「イランは、違法な経済制裁による問題にも拘らず、多くの外国人難民を温かく受けいれ、差別なしに彼らに対し教育、栄養、保健衛生のための必要な便宜を与えている」としました。
また、「イランは、麻薬対策といった分野において地域や世界の安全に寄与するべくこれまでに数十億ドルを費やし、また数千人の殉教者を出している」と述べました。