10月 02, 2022 14:33 Asia/Tokyo

イラン全国の複数の大学で、新学期の正式な開始と同時に学生らが抗議集会を開催しました。

テヘラン市内の警察署内で最近、クルド系イラン人女性マフサー・アミーニーさん(22)が脳死状態となり、病院に搬送されたものの3日後に死亡が確認されました。

イラン政府側の責任者らは、この事件に関する独立調査の実施を要請しています。

これまでの2週間にわたり、国内の一部の都市ではこの問題を口実に騒乱や暴動、公共物の損壊などが発生しました。

しかし、学生らは1日土曜、大学のキャンパス内にて平和的な抗議行動を行い、自らの要求を表明しています。

国際通信イランプレスによりますと、イラン暦メフル月第2週の初日に当たる1日土曜、各大学の新学期の授業の正式な開始とともに、複数の大学で一部の学生らが平和的な抗議集会を開催し、最近の騒乱の中で拘束されている学生の釈放や、マフサーさんの死亡事件の追及を要求しました。

さらには、一部の学生らがテヘラン大学前に集結し、スローガンを連呼して、抗議者による騒乱や暴動の扇動を控えるよう求めています。

こうした一連の抗議行動と平行して、テヘラン市中心部にあるテヘラン大学キャンパスの外では、一部の日和見主義者がスローガンを唱えて公安をかく乱しました。

しかし、この行動は治安部隊や警察の対処により、暴動発生や公共物の破壊には至らずに終わっています。

 


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