イラン政府報道官「故マフサーさんが服用した薬品は制裁により輸入困難」(動画)
10月 11, 2022 20:32 Asia/Tokyo
イラン政府のバハードリージャフロミー報道官が、「最近死亡したマフサー・アミーニーさんが服用していた薬品は、制裁により輸入が困難だった」としました。
最近、イランでクルド系女性マフサー・アミーニーさん(22)の死亡を理由に発生した暴動により、敵は再度、この悲しい出来事をイランへの内政干渉や、イラン国内での暴動の煽動の機会として利用しました。
バハードリージャフロミー報道官は、対イラン制裁や同国の内政に対する西側諸国の干渉に触れ、「故マフサー・アミーニーさんが服用していた薬品の原料の輸入は何度も、アメリカの制裁により困難となった」と語りました。
また、「敵は、人権に反する行動でイランへの薬品の輸入を妨害しながらイラン国民への支持を主張しているが、これは笑止の沙汰である」と述べました。
さらに、西側諸国のダブルスタンダードな政策に触れ、「西側は、女性支援の名目で暴動や暴徒らを支持しているものの、同時にヨーロッパの中心(にあるデンマーク)で、イランの女性大使が刃物による攻撃を受けた際には、同大使の安全を確保する能力さえなかった」としました。
バハードリージャフロミー報道官はまた、一般公衆の抗議表明に向けた雰囲気を作るためのライースィー・イラン大統領の指示に触れ、「イラン政府は法的な抗議集会に同意しており、内務大臣も抗議集会の組織化のための提案を出すよう義務付けられている」と表明しました。
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