イラン外務省報道官が、サウジ脅迫に関する米紙の世論操作に反応
11月 03, 2022 17:19 Asia/Tokyo
イラン外務省報道官が、ある地域諸国に対するイランの脅迫という米金融情報紙ウォールストリートジャーナルの報道を、私欲的な世論操作だとしました。
キャンアーニー・イラン外務省報道官は、「地域諸国の1つに対するイランの脅迫」というウォールストリートジャーナルに掲載された報道や、根拠のない対イラン疑惑をめぐる記者団の質疑に対し、「この種の私欲的な偏ったニュースの流布は、イランに対して否定的な空気を作り出し、地域諸国との現在の前向きな流れを壊そうと画策する、一部の西側諸国およびシオニストの団体によって行われている」と述べています。
また、「イランは、相互尊重に基づき、また国際的な原則と規則の枠組みの中で、近隣諸国との良好な関係という政策を継続していく所存である。また、地域の安定と安全の確立および促進は、近隣諸国との建設的な相互交流の中にあると考えており、それを真摯に継続していく」としました。
ウォールストリートジャーナルは今月1日、サウジアラビアとアメリカの関係が緊迫化していると報じるとともに、反イラン的な世論操作を続けて、「サウジは、自国領土へ外部から攻撃を受ける可能性が迫っているという情報を、米国と共有している」と主張しました。
この急進的な米メディアはまた、「アメリカ軍と西アジアのそのほかの勢力は、出動態勢を高めている」と主張しています。