イラン外相、「国民は自らの安全が干渉的外国の玩具になるのを許さない」
11月 17, 2022 17:00 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、自国がテロの犠牲となっている国の1つだとして、「イラン国民は、介入主義的な外国および彼らの支援を受けるテロリストによって、自分たちの利益や安全が玩具にされることを決して許さない」と述べました。
イランは世界最大のテロ被害国の1つであり、これまでに同国の人々や当局者1万7000人以上がテロ行為によって殉教しています。
イルナー通信によりますと、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は15日火曜、セルビアのイヴィツァ・ダチッチ第1副首相兼外相に宛てたメッセージの中で、イラン南部シャーチェラーグ聖廟で起きたテロ事件に関して同氏が寄せた哀悼と同情のメッセージに謝意を示すとともに、「イランは、テロや過激主義の犠牲となった国の1つである。そして、あらゆる地域的・国際的舞台で常にこの禍々しい現象との戦いの先頭に立ち、その中で多くの殉教者を出してきた」としました。
その上で、「残念なことに、テロのと戦いを主張する一部の覇権主義国は、イラン国民に対する制裁や最大の圧力政策に望みがなくなったため、暴力やテロの扇動などの欺瞞的政策によって、威信と発展の道を進むイランの意志をかき乱そうと企んでいる」と続けました。
イラン南部ファールス州の中心都市シーラーズにあるシャーチェラーグ聖廟では、先月26日にテロリストが乱入して巡礼者に発砲し、子ども2人を含む13人が殉教し、他に30人が負傷しました。
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