イラン南西部と中央部でテロ発生、9人殉教・数十人負傷
11月 17, 2022 17:19 Asia/Tokyo
イラン南西部フーゼスターン州および中部イスファハーン州でそれぞれ発生したテロにより、民間人9人が殉教し、さらに数十人が負傷しました。
イルナー通信によりますと、16日水曜にフーゼスターン州イーゼ市で起きたテロ事件では、武器を持った人物らが2台のオートバイで市の中心部にある市場に乗りつけ、一般の人々や警備員に向けて銃弾を浴びせました。この銃撃により、7人が殉教したほか、10人が負傷しました。
この報道では、殉教した人々には現段階で男性4人、9歳の子ども1人、女性1人が含まれていたことが分かったとしています。
ライースィー大統領やガーリーバーフ国会議長といった政府関係者および州当局者は、個別に発表したメッセージの中で、イーゼ市で起きたこのテロ行為を非難しながら、実行犯を特定・逮捕に向け動くことを強調しました。
一方、国際通信イランプレスによりますと、イスファハーンでも同日夜、2人の武器を持った人物がオートバイから警備員に向けて発砲し、警備員2人が殉教、ほか8人が負傷しました。
イランではこの数週間、国境を通じて国内に持ち込まれた大量の武器が各地で摘発されています。これに先立ち、アメリカの前トランプ政権で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたボルトン氏や、反イラン運動に関わる一部の者たちは、イランの暴徒らが武装しつつある、と述べていました。
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