視点
イラン国内各都市の街頭で起きている現状とは?
最近、イラン国内の一部都市で、暴動や騒乱が発生しています。
イラン当局は、抗議行動と騒乱の境界線を画定する一方で、法の枠内で抗議で要求されている内容に応えると繰り返し強調してきましたが、混乱と騒動を容認する意向はありません。
イラン国内の一部都市ではこれまでに、暴徒らが人々、イランの治安部隊、警察を標的にし、死傷させています。これらの混乱により、場合によっては、南部シーラーズ、南西部イーゼ、中部イスファハーンなどのいくつかの都市で武装テロ作戦の下地ができてしまっています。
イラン国内には分離主義派テロリストが潜入し、一般市民や一部の抗議する市民らに紛れ込み、混乱を引き起こしています。このため、アメリカや一部の西側諸国の心理的圧力にもかかわらず、イランはイラク北部に拠点を置くテロ組織を攻撃し続けているのです。
国連憲章第 51 条によれば、イランは一方的に武装テロリストに対して軍事作戦を実施する権利を有しています。
複数の証拠から、これらの暴動の長期計画が、アメリカ、イギリス、ほか複数のヨーロッパ諸国、シオニスト政権イスラエル、および地域の反動的な国によって実行されていることが分かっています。
しかし、実際には、イランが進歩発展に向けて独自の措置を講じており、特に西アジア地域でその重みが増し、他の国の模範となっていることに敵は不満を抱いているのです。
敵は、イランの進歩を阻み、社会の福祉と経済状況への不満の増大を狙って、制裁や政治的圧力、メディアのプロパガンダという手段を使用して、イランでの不安の拡大をもくろんでいます。
反イランテロ組織モナーフェギン(MKO)、海外に拠点を置く分離主義者グループ、欺かれた国内の傭兵を含む反革命勢力は、敵国の歩兵の役割を果たし、イランに騒乱や情勢不安を引き起こしています。
イラン国外からペルシャ語または、イラン国民が使用する地方言語によるメディアは、デマや虚偽の情報を拡散して抗議者を暴力に駆り立て、場合によっては爆発物の製造、発火、暴動、テロを公式に教示しています。これらのメディアの中には、サウジアラビアが資金を提供し、英ロンドンに本部を置くメディア・イランインターナショナルがあります。
これに関して、1953年のクーデター支持および、イランでの分離主義や情勢不安の幇助について数十年にわたる反イラン行動の経歴を持つ英BBCペルシア語も、今回はライバルのイラン・インターナショナルに勝るとも劣らない報道を展開しています。