イラン、メタ社に抗議文書を送付
12月 08, 2022 18:25 Asia/Tokyo
イラン国立バーチャル空間センターが、最近の国内での騒乱の拡散を狙った下地作り及び、イランの関係責任機関の公式申し入れに対する無反応を理由に、メタ(Instagramの所有者、旧フェイスブック)に抗議しました。
同センターは、メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)に抗議文書を送付し、同社のアプリ機能がイランの国内法や規範に違反しているとして抗議しています。
この報告によりますと、この書簡でイランは、事実に反する虚偽のニュースの組織的な公開、差別的で憎悪に満ちた行動の促進、暴動や社会不安の扇動、国家主権やユーザーの権利への侵害、テロ組織の活動の確立、社会的格差、民族的差別や分離主義の助長、兵器や麻薬の取引を含む、組織犯罪の下地形成に関する異議を申し立てています。
またメタに対し、この書簡受領後最長10日以内に、必要な措置を講じる猶予を与えるとしています。
去る9月末以来、イラン国内各地で暴動・騒乱が発生してますが、その最初の数日間で、こうした騒乱のかく乱に一部のメディアが関与していることが発覚しました。
様々なソーシャル ネットワーク (インスタグラム) は、抗議行動の形成、およびその暴力・戦闘的なプロセスへの拡張に大きく関与してきています。