12月 18, 2022 19:13 Asia/Tokyo

米政治ニュースサイトのポリティコが、吸入型ワクチンの生産においてイランが進歩を見せているとし、同分野でアメリカが出遅れていることを警告しました。

ポリティコは、記事の中で「アメリカの競合諸国」とした国々でどこが抜け出ているかを強調しながら、吸入型ワクチンの生産においてイランが進歩を見せており、対してアメリカは同分野で出遅れていると警告して、これをアメリカの生物学的な安全保障に対する潜在的な脅威だとしました。

同メディアは通常、国際安全保障問題をアメリカの視点で扱っていますが、先日には、「Without a nasal vaccine, the U.S. edge in fighting Covid is on the line(吸入型ワクチンのない米はコロナ対処力で危機に)」と題した記事において、新型コロナウイルスの制御や感染連鎖遮断には吸入型ワクチンが効果的な役割を果たしているとしました。

記事は続けて、「吸入型ワクチンの分野で注目すべき成功を収めているのは、イラン、中国、ロシアのみであり、その中でも新型コロナウイルス用の吸入型ワクチンを最初に生産した国であるイランは、それを独占している」と説明しました。

イルナー通信によれば、イランでは昨年、組換えタンパク質タイプの初の接種・吸入両用コロナワクチン「Razi Cov Pars」が発表されています。

 


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