抵抗の枢軸の偉大な司令官・故ソレイマーニー氏の殉教記念日近づく
(last modified Sat, 31 Dec 2022 13:49:00 GMT )
12月 31, 2022 22:49 Asia/Tokyo

イランや西アジア地域の人々の安全のために命を捧げた、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッズ部隊の故ガーセム・ソレイマーニー司令官の殉教日が近づくこの数日、テロ組織ISISとの戦いおよびこの殺人集団の掃討で同氏が見せた勇敢さが思い起こされています。

ソレイマーニー司令官は2020年1月3日、訪問先のイラクで米軍の無人機ミサイル攻撃を受け、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官やほかの同行者らとともに殉教しました。この攻撃は、当時アメリカ大統領だったトランプ氏の直接命令によって行われました。

ソレイマーニー司令官とアルムハンディス副司令官らの3回目の殉教日が近づく中、イラクの各州、特に首都バグダッドでは、彼らを記念した式典の準備が進められています。

イラク教育省はハシャドアルシャビと調整して、同司令官らの殉教から3年目となる記念日に、イラクのすべての学校において追悼展示を行うことを決定しています。

ISISは2014年、アメリカやその西側同盟諸国、さらにサウジアラビアのようなアラブの同盟諸国の財政的・軍事的支援を受けて、イラクへ侵攻しました。一時期は同国の北部と西部の大部分がISISに占領され、このテロ組織により数え切れないほどの犯罪が行われた後、イラクはイランに対し、このようなテロリストとの戦いのために支援を要請しました。

イラク軍は2017年11月17日、イラン顧問の助けを借りて、ISISのイラクにおける最後の拠点となっていたアンバル州西部ラワを解放することに成功しました。これによって、同国でのISISの活動は事実上、終結しました。

一方シリアでも、歴史を持つ戦略的な都市・アレッポが、抵抗の枢軸であるイランの勇敢なソレイマーニー司令官の助けを得たシリア軍や同国の人々の抵抗によって2016年12月14日、テロリストの占領から解放されています。

アレッポで人々の抵抗運動を束ねた指揮者の1人は、殉教したソレイマーニー氏について「抵抗の枢軸の前線に立つ偉大な司令官だった」と語り、「ソレイマーニー氏は、シリアの人々の心に深く焼きついている。この抵抗の枢軸の司令官が去っても、何も変わることはなく、敵にとってはより困難な状況になった。なぜなら、ソレイマーニー氏の思想によってシリアの人々が成長しているからだ」としています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem