イラン南東部テロ事件でISISが犯行声明、情報省は実行犯1人の国籍を特定
1月 06, 2024 15:03 Asia/Tokyo
テロ組織ISISが、イラン南東部ケルマーンで今月3日午後に起きた爆破テロの犯行を認めました。一方、イラン情報省はこの自爆テロの実行犯2人のうち1人がタジキスタン国籍であったと発表しました。
ケルマーンで今月3日午後、4年前にイラクで暗殺されたの故ソレイーマーニー・イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊司令官の殉教日を記念した式典が行われる中、同司令官の墓に通じる道で爆発が2回起き、これにより90人が殉教、284人が負傷しました。
IRIB通信は4日木曜、テロ組織ISISがケルマーンでのこのテロ事件について犯行声明を出したと報じました。
一方、イルナー通信によりますと、イラン情報省広報局は5日金曜、このようなテロを非難しイラン国民が大勢殉教したことに遺憾と哀悼の意を示しながら、この事件に関してこれまでに判明した内容を発表し、自爆テロの犯人の1人がタジキスタン国籍であったとしました。
同省はさらに、「2人目のテロリストの人定事項はまだ完全に判明していないものの、その人物が使っていたケルマーン市郊外にある住居が特定され、その場所に物資を運ぶなどして支援を行っていた人物2人を逮捕した。また、捜査の中で、テロ組織の支援に関係した他の9人が、国内6州で特定・逮捕された」と続けました。