各国から見たソレイマーニー司令官の殉教
(last modified Tue, 03 Jan 2023 10:53:21 GMT )
1月 03, 2023 19:53 Asia/Tokyo

2023年1月3日火曜は、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の司令官だった、故ガーセム・ソレイマーニー氏の殉教記念日であるとともに、「世界抵抗の日」に当たります。

ソレイマーニー司令官

 

2020年1月3日、イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊司令官であったソレイマーニー氏は、イラク当局の公式招待でこの国を訪問していた際、同国バクダッド空港付近にて、米テロリスト侵略軍による空爆により、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官、および他8人の同行者らとともに暗殺され殉教しました。この攻撃は、当時アメリカ大統領だったドナルド・トランプ氏の直接命令によって行われました。

ソレイマーニー司令官は、シリアやイラクにおけるテロ組織ISIS殲滅において、極めて傑出した役割を果たしました。

 

ソレイマーニー司令官

 

これにちなみ、地域諸国や世界各国で、この偉大な司令官の殉教を記念する数々の式典が開催されています。

イラク南部で活躍する政治組織アサイブ・アフロル・ハックのハズアリー事務局長は、「アメリカは、ソレイマーニー司令官およびアルムハンディス副司令官のテロ暗殺の代償を払うことになるだろう」と語っています。

イラクのスーダーニー首相もこの日にちなみ、ツイッターで「現代史上最も残忍で過激なテロ組織(ISIS)に立ち向かう勝利作戦の司令官、そして彼らの犠牲を想起することは必要かつ義務である」と述べました。

また、「勝利の司令官らを攻撃の標的にすることは、あらゆる国際的な慣習や法規において非難されている」としています。

ソレイマーニー司令官

 

そして、「わが政府は、イラクの主権を安定させ、自らの子供たちを守ることのできる独立国の建国にむけ取り組んでいる」としました。

また、イラン・イスラム共和国の建国者ホメイニー師を記念したホメイニー財団の責任者であり、パキスタンの「SUCHTV」ニュースチャンネルのディレクターであるセイエド・イフティカール・フセイン・ナガヴィ氏は、「超大国はソレイマーニー司令官の名前に恐れをなしている」とし、「ソレイマーニー司令官は植民地主義者の目標を失敗に追い込んだ」と語りました。

 

ソレイマーニー司令官

 

また、「殉教者ソレイマーニー司令官は、シリアとイラクの占領地をISIS、アメリカ、シオニスト政権イスラエルから解放した。そして、植民地主義者やアメリカを筆頭とする超大国によるイスラムに対する攻撃という邪悪な目標を阻止した」と述べています。

さらに、イエメン政治高等評議会の事務局長も、「ソレイマーニー司令官がテロと戦いの現場で役割を果たしていなければ、ISISやその他のテロ組織は今も西アジア地域で活発に活動していただろう」とコメントしています。

他にも、レバノンの「アマル」運動の事務局長であるシェイクアブドラ・ジャブリ事務局長も、ソレイマーニー司令官とアルムハンディス副司令官の殉教3周年にちなみ、「殉教者ソレイマーニー司令官の道は続いており、この道において勝利が刻まれる」と強調しています。

 


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