イラン、ソレイマーニー司令官暗殺事件関与者の処罰を要請
(last modified Wed, 04 Jan 2023 10:33:35 GMT )
1月 04, 2023 19:33 Asia/Tokyo

イランのイールヴァーニー国連大使は、国連事務総長や国連総会および安保理の議長らに書簡を送り、イランイスラム革命防衛隊のソレイマーニー司令官の残忍な暗殺事件をテロリズムの明白な事例だとして、この事件の実行犯や首謀者の処罰を求めました。

イスラム革命防衛隊コッツ部隊司令官だったガーセム・ソレイマーニー氏は2020年1月3日、イラクを同国当局の公式招待で訪問していた際、同国バクダッド空港付近で米テロリスト侵略軍の空爆を受け、イラク民兵組織ハシャドアルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官および、他の8人の同行者らとともに殉教しました。この攻撃は、当時アメリカ大統領だったドナルド・トランプ氏の直接命令によって行われました。

ソレイマーニー司令官は、シリアやイラクでのテロ組織ISIS殲滅作戦において、傑出した役割を果たしていました。

イルナー通信によりますと、イールヴァーニー大使はこれらの書簡でまた、安保理の消極的対応は、同機関の信用や権限を脆弱化・喪失させるだけになるとし、「国連安保理のこれまでの複数の決議は、すべてのテロ行為を正当化できない犯罪と見なし、その首謀者、実行犯、命令者、資金調達者などの関与者が特定され、正義の裁きに委ねられるべきだ、としている」と表明しています。

さらに、「ソレイマーニー司令官の暗殺が地域や世界の治安・平和にもたらす重大な結果を考慮すると、国連がこの犯罪の実行犯であるアメリカにより、国連憲章に明記されている義務の遂行を禁じられたことは非常に懸念すべきものである」としています。

 

 


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