イラン内相、「西アジアは革命防衛隊に負う所が大きい」
ヴァヒーディ・イラン内相が、同国のイスラム革命防衛隊をイギリスがテロリスト扱いする可能性について、「西アジア地域は、自らが今あるのはわが国の革命防衛隊に負う所が大きいと考えている」と語りました。
イラン国内での昨今の騒乱発生に際しての英国の諜報サービスに関連ネットワークに革命防衛隊が最近打撃を与え、また、英国のシークレットサービスのスパイであるアリーレザー・アクバリー死刑囚が処刑されたことで、イギリス政府は非常に動揺し、イギリスが定める外国のテロ組織リストにイランのこの公式組織を加えるための圧力が高まっています。
IRIB通信によりますと、ヴァヒーディ内相は、「西側諸国では、国際法規外の行動に出て、正式部隊をテロリスト扱いとすることが、これは思想やモラル、政治面での脆弱性を示すものだ。これらの国は、地域諸国民の心に根付き、人々に貢献しいているわが国のイスラム革命防衛隊を弱体化させられると思い込んでいる」と述べています。
また、「革命防衛隊こそ、最も重要な対テロ部隊であり、その筆頭として、同隊ゴッツ部隊の指揮を執っていた故ソレイマーニー司令官はテロとの戦いにおける国際的なシンボルとして位置づけられている」とし、「同隊は最も多くの対テロ戦争にかかわってきた。だがその一方で、テロリストを支援する潮流からは脅迫されている」としました。
続けて、「シオニスト政権イスラエルこそは国家テロであり、アメリカも公然とソレイマーニー司令官をテロ暗殺下」と語っています。
イスラム革命防衛隊は1979年4月22日、イランイスラム共和国の建国者ホメイニー師の命令により創設されました。イラン国民の革命の防衛を目的に創設されたこの組織は、創設からわずか数年という短期間のうちに、革新的な任務・目的という道を進む中で、革命の成果維持に影響力を持つ重要な組織の1つにのし上がり、イスラム体制に対抗する国内外の複雑な各種の脅威に対し、見事に対抗しています。