イラン革命防衛隊の活躍を振り返る;ISISとの戦いからイスラエルとの12日間戦争まで
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イラン革命防衛隊による対イスラエルミサイル攻撃
IRGCイランイスラム革命防衛隊はこの数十年間、特にテロ組織ISISとの闘いや昨年6月のシオニスト政権イスラエルとの12日間戦争で輝かしい戦果を挙げてきました。
【ParsTodayイラン】IRGCは1979年のイラン・イスラム革命から生まれた組織で、過去50年ほどの間、地域情勢とイランの国家安全保障において重要な役割を果たしており、ISISとの戦い、そして昨年6月の対イスラエル12日間戦争において、特に輝かしい活躍を見せています。
ISISに関しては、2013年と2014年にタクフィール派のテロ組織が結成され、イラクとシリアで急速に勢力を拡大したことが、地域全体にとって深刻な脅威となりました。多くのアナリストは、ISISが進撃を続ければ、イラクとシリアの両政府が崩壊するだけでなく、イランを含む近隣諸国にも不安定化の波が広がっていただろうと考えています。こうした状況下、イランは「イラクとシリア両政府の要請を受け、軍事面での助言や現地部隊の訓練、そして顧問支援を提供してきた」と表明していますが、これらの活動の中核を担っていたのが特にゴッツ部隊と呼ばれるIRGCの精鋭部隊でした。
イラクでは、2014年のISISの急激な進撃と同国北部ニナワ州の中心都市モスルの陥落後、国の防衛体制が深刻な打撃を受けました。多くの報告によれば、イランは軍事顧問を派遣し、ハシャドアルシャビとして知られるイラク民兵組織の形成を支援することで首都バグダッド、首都北部サーマッラー、南部カルバラーにおける防衛線の安定化に重要な役割を果たしました。多くのイラク軍司令官はインタビューの中で、イランの顧問団による訓練がイラク軍の戦闘能力向上に効果的であったことを認めています。また、イラクの公式情報筋によれば、イランの顧問団としての役割を担って行われた活動の一部には、ISISとの戦闘におけるイラク軍と地元勢力との連携が挙げられます。特に、IRGCゴッツ部隊司令官だった故ソレイマーニー将軍の存在と指示は効力のある決定的なもので、テロ集団の兵力と装備の大部分の破壊、そしてイラクにおけるISISの最終的な打倒に重要な役割を果たしていました。
シリアでも、状況はこれと同様でした。2011年に混乱が始まった後、シリア政府は危機の初期段階で国土の大部分を支配できなくなっていました。ISISがシリア東部で勢力を拡大し、首都ダマスカスの中央政府を脅かす中、イランはシリア政府の要請に基づき軍事顧問団として支援を行うと表明しました。軍事アナリストらは、この協力がダマスカス陥落の阻止と重要地域の奪還に効果的であったと考えています。IRGC顧問団の存在は、北部アレッポや東部ブカマルといったシリア主要都市の解放作戦において、特にシリア軍や現地部隊との連携において重要な機能を果たしました。
これらの措置に加え、重要な点の一つは、シリア国民自身による民兵組織の結成、ザイナビユン師団、ファテミユン師団、ハイダユン師団といった戦闘部隊の編成、そしてISISに対する抵抗運動で重要な役割を果たしたレバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーの参加にイランが大きな役割を果たしたことです。これらの勢力はISISの進撃を阻止する強固な障壁を築き、その後ISIS勢力の段階的な撃退に成功しました。この問題は国際研究機関の報告書でも取り上げられており、その後数年間のISIS打倒における主要な要因の1つがシリア軍と外国の顧問団の協力でことが指摘されています。最終的に、ソレイマーニー将軍は2017年11月下旬、イランイスラム革命最高指導者であるハーメネイー師に宛てた書簡において、シリアのブカマル解放によってISISが最終的に敗北したと宣言しました。
イラン・イスラエル間の最も激しい直接対決の一つとされる2025年6月の12日間戦争においても、IRGCイスラム革命防衛隊はイランの軍事報復に極めて重要な役割を果たしました。この戦争は、一連の安全保障上の緊張と反撃を経て始まり、急速に前例のないレベルの空爆、ミサイル、無人機による攻撃へと発展しました。地域のアナリストらは、この紛争がイランの抑止力の実証における転換点となり、特にIRGC航空宇宙軍の役割が顕著であったと考えています。
ミサイル分野において、IRGC航空宇宙軍は一連の精密かつ多層的な攻撃を実施し、イスラエル軍の標的に対して500発以上のミサイルを発射しました。地域および国際メディアの報道によれば、IRGCは中距離弾道ミサイルとピンポイントミサイルを組み合わせて使用しています。これらの攻撃は、占領地北部ハイファにある製油所やワイツマン研究所といったイスラエル政権の主要施設や戦略拠点、そして空軍基地やミサイル防衛システムを含むイスラエルの軍事インフラを直接攻撃しました。一部のアナリストは「これらのミサイル攻撃の規模と精度は、イランのミサイル能力の飛躍的な向上を示すものであり、この飛躍は近年の自国技術の開発と数々の実験によって強化されてきた」と強調しています。
ミサイル攻撃に加え、IRGCの戦闘無人機も12日間戦争において重要な役割を果たしました。統計によれば、この戦争の際立った特徴の1つは約1200機の無人機が波状攻撃という形で自爆、偵察、戦闘用に次々と投入されたことです。分析の中で驚異的な要因の1つとして挙げられたのは、長距離射程とイスラエルの多層防衛システムを回避する能力を持つ無人機でした。一部の報道によれば、IRGCの無人機はイスラエル占領地の内奥まで侵入し、これまで到達不可能と思われていた標的を攻撃できていたということです。
アナリストらによると、ミサイルと無人機を組み合わせた攻撃はイスラエルの防衛体制を疲弊させ、IRGCが多方面にわたる戦闘においてシオニストという敵に対する持続的かつ効果的な圧力行使能力があることを証明しました。この戦争はIRGCの抑止力およびイスラエルからの脅迫に対する即応力を示す機会と化したことから、イランにとっては、象徴的かつ戦略的にも重要なものだったと言えるでしょう。

