イラン外相、「国内暴動に関するCNN報道は偏向的」

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が米CNNとの独占インタビューにおいて、イラン国内での暴動に関するCNNの報道を「偏りのある正しくないもの」だとしました。

イランで最近起きた騒動の間、CNNは反イランのメディアに同調し、出所のわからない情報を使った報道により、この騒動の火を消さないように、またこれらの騒乱に乗じてイランのイメージを歪めるように行動しました。

国際通信イランプレスによりますと、CNNで番組を持つイラン系司会者で国際報道アンカーのクリスティアン・アマンプール氏はアミールアブドッラーヒヤーン外相へのインタビューを行う中で、イランでの「平和的なデモ」において多数の人々が逮捕されたほか、レイプ事件も起きたと主張しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はこれに対して、「平和的なデモ」での抗議者逮捕を否定し、「平和的なデモへの参加で逮捕された者は1人もいない」と答えました。

その上で、「ただし国外の者が関与して暴動に発展し、警官や警備要員が殺害された抗議行動においては、多数の逮捕者が出た」と述べました。

さらに、イスラム革命最高指導者ハーメネイー師の命令により、これらの暴動に関連した容疑者らに対して大規模な恩赦が行われたことを説明し、「この命令を受けて、殺人を犯したりその疑いのある者を除く全ての逮捕者が釈放されている」としました。

一方、逮捕者がレイプされたとする一部メディアの主張やインターネットでの噂を「根拠のないもの」と否定し、「CNNは時々、偏りのある正しくない報道を行っている」と指摘しました。

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