イラン外務次官、「イランの近隣政策成功の秘訣は政治的な相互信頼」
3月 13, 2023 17:51 Asia/Tokyo
オマーンを訪問したイランのバーゲリー外務次官が、首都マスカットで同国のバドル・ビン・ハマド・アル・ブサイディ外相と会談し、「イランの近隣政策成功の秘訣は、政治的に互いを信頼することにある」と述べました。
イランとオマーンはこの数十年間、ペルシャ湾での緊張とアメリカによるイラン恐怖症を煽る企みにもかかわらず、常に相互の尊重と利益に基づいた関係を保ってきました。
イルナー通信によりますと、バーゲリー外務次官はバドル外相との会談において、「我が国とサウジアラビアが結んだ関係正常化についての合意は、イラン政府の近隣政策という賢明な戦略が国益確保および政策目標到達に利することを示した」と述べました。
一方のバドル外相この会談で、イランとサウジアラビアが関係を再構築するとした先日の合意を歓迎しました。
イランとサウジアラビアは11日金曜、中国・北京での交渉において、7年ぶりに外交関係を正常化することで合意しました。
この合意によれば、両国外相は今後2か月間以内に会談を行い、互いの国への大使再派遣、自国大使館の再開、国交正常化に向けたその他の要件を整えるとされています。
サウジアラビアは2016年1月3日、テヘランにあるサウジ大使館とイラン北東部マシュハドにあるサウジ領事館が複数の者らに襲撃されたことを口実として、イランと一方的に断交しました。