イランは世界を代表する麻薬密輸対策国
3月 14, 2023 18:04 Asia/Tokyo
イラン麻薬密輸対策本部のモウメニー事務局長が、「わが国は世界を代表して麻薬密輸と闘っている」としました。
モウメニー氏は、オーストリア・ウィーンで国際通信イランプレスの取材に対し、さらに「国際社会と国連は、人類に対するその責務や役割を認識すべきである」と語りました。
国連麻薬委員会の年次会合は、モウメニー氏も参加する中、ウィーンで13日月曜に開催されました。
イルナー通信によりますと、モウメニー氏はこの会合にて、「UNODC国連薬物犯罪事務所の報告に基づき、世界最大のアヘン生産国であるアフガニスタンでのケシの栽培面積は32%増加している」と述べました。
また、麻薬密輸について触れ、「イランは、麻薬密輸取り締まりの最前線にあり、大規模な麻薬の密輸及び、それ関する暴力、テロ、人身売買、人質事件、違法入国移民、武力活動といったアフガンを発生源とする多くの犯罪事件に遭遇している。これらの犯罪は、イランに甚大な人的・物的損害をもたらしている」と語りました。
さらに、「イランは2022年の1年だけで、国内に流入したおよそ716トンの麻薬や鎮静剤を摘発、押収したが、この成功はイラン警察の麻薬取締部隊が複数名の殉教者を出したことで得られたものだ」としています。