イラン外務省報道官、「サウジとの合意は地域安定の原動力となりうる」
3月 18, 2023 20:32 Asia/Tokyo
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キャンアーニー・イラン外務省報道官
キャンアーニー・イラン外務省報道官が、「わが国とサウジアラビアの合意は、地域の全ての人々の利益となる安定した地域の実現の原動力となる」と語りました。
イルナー通信によりますと、キャンアーニー報道官はイラン・サウジ合意について、「わが国とサウジとの関係正常化の発表は、イラン暦1401 年 (2023年3月20日まで) の近隣関係の最も重要な出来事の1つと見なすことができる」と述べています。
また、「イランとサウジの外交関係再開に関する合意は、イラクとオマーンの過去の努力と追求に続き、中国の主催と支援によって達成されたもので、地域協力の発展と同調に重要な役割を果たすだろう」としました。
さらに、「共通の利益に基づく地域主義のもと、非常に重要な地政学的位置、豊富なエネルギー資源、天然資源、豊富な金融資源を有する西アジア地域およびペルシャ湾岸地域の未来が、地域の諸国民の繁栄と幸福の道をたどることが期待できるだろう」と語っています。
そして最後に、「わが国の地域政策は、過去数十年にわたって一種の継続性を持ってきた。過去数十年間にわたりわが国が強調してきたのは、共通点に焦点を当てた良き善隣関係、誤解の解決、対話・協力を軸としたメカニズムの強化、集団安全保障、地域の安全と安定を妨げる要因への対処であった」としました。
イランとサウジアラビアは今月11日、中国・北京で交渉を行い、7年ぶりに外交関係を正常化することで合意しています。
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