イラン最高指導者、「西側は根本的に人権の敵」
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「人権などという主張は決して西側とは相容れない」と強調するとともに、「西側は根本的に人権の敵である」と語りました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
4月 06, 2023 16:31 Asia/Tokyo
  • イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「人権などという主張は決して西側とは相容れない」と強調するとともに、「西側は根本的に人権の敵である」と語りました。

ハーメネイー師は5日水曜夜、ペルシャ文学を専門とする大学教授や詩人らと会談し、「誰もが、西側の人権というものをテロ組織ISIS、人間を生きたまま焼き殺し、又は溺死させると言った行為、反イラン体制組織モナーフェギン(MKO)やイラクの元独裁者サッダームへの支援、そしてガザ地区を含むパレスチナに対する犯罪の中に見出してきた」と述べています。

また、西側の人権支持という主張が虚偽であることを示す別の例として、最近のイラン国内での暴動・騒乱の最中に起きた、テヘランの路上での信心深い若者のテロ暗殺と殺害を西側が支持していることを挙げ、「わが国の最も純粋な若者らが、西側メディアの扇動と教育、そして拷問により殺された」としました。

さらに、モンゴルによる侵攻・侵略の時代など、イラン史上最も困難な状況においてもペルシャ語の詩が保存されていることを指摘し、「もっとも、現代のモンゴル軍でも言うべき西側の侵略は違った形で行われている。つまり彼らは、犯罪にまみれた植民地時代の黒い歴史に加えて、我々の時代においては、特に化学兵器など各種兵器をイラン攻撃用にサッダーム政権に供与し、またその後は制裁を行使するという手段を用いて侵略攻撃に熱を上げている」と語りました。

そして、西側の対イラン攻撃のその他の例として、様々な口実を設けてのイラン向け医薬品の禁輸および、ワクチンの供与の阻止を挙げ、「彼らは、イランとその国民から食糧も奪うことができたなら、それすらも辞さなかっただろう」としています。

ハーメネイー師は最後に、1979年のイスラム革命の勝利とその後の段階における女性の大きな役割に言及し、「西側諸国はイラン女性に同情し、その権利を尊重するのでなく、怨恨を抱いており、女性の権利と自由の支持者であるなどと偽った主張を繰り広げている」と結びました。

 


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