手織りじゅうたん:イランの歴史とアイデンティティ
6月 11, 2023 15:21 Asia/Tokyo
毎年6月10日は、国際クラフトデーです。
国際クラフトデーは、世界クラフト協議会が1964年に手工芸産業の発展を目的に定めたものです。
イランの手工芸のひとつは、じゅうたんです。
イランのじゅうたんは世界でも最も美しいものとされ、世界中から多くの人が求めにやって来ます。
イラン北西部の東アーザルバーイジャーン州は、イランの手織りじゅうたんの一大生産地です。世界クラフト協議会は、州都タブリーズを「手織りじゅうたんの世界的都市」と名付け、世界的に有名になりました。
タブリーズのバーザールは、世界最大の屋根付きバーザールとして知られ、その大部分がじゅうたんの売買所になっていることからも、タブリーズのじゅうたんの占める重要性がうかがえます。
タブリーズのじゅうたんの特徴は、イランでも最もきめの細かいとされる結び目にあります。その他にも、織り方、材料、図柄などタブリーズのじゅうたんを有名たらしめる特徴がいくつもあります。